エピローグ:選択と答酬
- GM
- では本日のセッションをはじめます。よろしくお願いします。
- リハルト
- よろしくー!
- ツツジ
- ……お願いするのです。
- アティカ
- よろしくお願いします
- キィリ
- よろしく~!
- GM
- レーマンを無事倒したものの
- GM
- 君達の持っていたカードは突然手を離れ宙に浮き、部屋の中央へ集まり、大きな円を作っていく。
- GM
- 円の中心は空間が歪み、うねり。先はよく見えない。
- GM
- 魔術を扱う者は勿論、魔術を使えない者にすら感じとれる魔力の威圧感に圧倒される事だろう。
- ツツジ
- っ!……カードが……!
- スーバン
- 世界の扉が…開いていく…。
- スーバン
- レーマンの世界か!?いや、これは…。
- リハルト
- レーマンの世界?
- キィリ
- なんなのこれ!
- アティカ
- いったい何なんですこれ
- GM
- スーバンは急いで扉に駆け寄り、扉の周りに小さな庭を作りだす。
- GM
- その庭は結界のように扉を覆い、君達への威圧感を軽減してくれるだろう。
- リハルト
- スーバン!一体それは何なの?
- GM
- 円を作っていたカードは徐々に扉のような形に変化していき…
- GM
- やがてカードで作られた扉の先には、明らかに今自分達がいる場所ではないどこかの荒原と
- GM
- 森の奥らしき場所で、様々な種のベスティアの子供達が走り回っている姿が見える。
- スーバン
- ……………。
- スーバン
- ……世界への扉が開いた。向こう側は恐らくベスティアの世界。
- スーバン
- ……セイツェマンが望んだ世界だ。
- リハルト
- やはりナナの……?
- スーバン
- 多分、間違いない。
- アティカ
- なるほど……?
- リハルト
- まがまがしい感じはするけどこのまま開いてると何か問題あるの?
- キィリ
- そんな……まさか……!
- ツツジ
- ベスティアの世界…………
- ツツジ
- ナナの方を見やります
- スーバン
- この魔力の凝縮…このままにしておくのは危険すぎる。いつ暴走して何が起こるかわからない。
- スーバン
- 仮に放置できたとして、無関係な人が不用意に近付いて犠牲になるかもしれない。悪用される事もあるかもしれない。
- アティカ
- ……あれどうやったら閉じられるんです?
- GM
- ナナは扉の方を向いていますね。
- スーバン
- 扉はこちらから開いた。一方的に、強引に。だから誰かが世界を渡る事でこの魔力を消費して閉じなくてはならない。
- スーバン
- ただ、異世界の扉だ。こんな嵐のような魔力でも通してくれるのは一人が限界だろう。
- リハルト
- レーマンを指さして
- リハルト
- こいつ投げ込むんじゃだめなの?
- ツツジ
- そんなことしたら向こうの世界がどうなるか分からんのです……!
- リハルト
- とどめを刺しておけば……
- キィリ
- 向こうの世界に失礼でしょ……
- アティカ
- とどめを刺して投げ込むのが一番では?
- アティカ
- ナナさんの頭をわしわしと撫でます
- スーバン
- リハルトの言葉に頷いて
- スーバン
- 取れる方法は二つ。誰かが向こうの世界に行くか、………もしくは。
- GM
- と言って、スーバンは意識を失っているレーマンに苦々しく目を向けます。
- スーバン
- 僕が行ければいいんだが、できない。本体となったセイツェマンの体が消えた事で、僕はもう生物として扉を閉める事ができない。
- GM
- 君達は以前ポルトデルアで別れた時のようにスーバンの体が透けていることに気付くでしょう。
- アティカ
- …………スーバンさん、また透けてますけど……
- スーバン
- 僕もあまり長くは存在できない。
- スーバン
- リハルト、すまない。沢山の言いたい言葉、聞く約束だったのに。
- リハルト
- もういい、井戸の中にでも叫んでおくから
- ツツジ
- そんな…………
- アティカ
- レーマンに近づいて足もしっかり拘束します。一人じゃ身動きとれないくらいがちがちに縛ります
- リハルト
- 手伝います
- ナナ
- アティカ、どうするの?
- アティカ
- この人が起こしたことです。この人が責任取るべきですよ
- リハルト
- そうだね
- アティカ
- 持ち上げて扉に近づきます
- キィリ
- そもそもどうしてこんなことをレーマンは?
- ツツジ
- …………
- ナナ
- アティカ、それは駄目だよ。
- アティカ
- リハルト、ナナさんを抑えてください
- リハルト
- お、抑え切れるかなー
- リハルト
- と一応抑えにかかります
- ナナ
- 僕だってそいつを許した訳じゃない、許せる訳がない。
- ナナ
- あの時身動き一つ取れなかった自分が悔しい。けれど。
- リハルト
- ナナ、物事には始まりがあれば必ず終わりがある
- リハルト
- どうにかしてこの悪しき物語は終わらせないといけない
- ナナ
- "自分が死んだせい"で大事な人が手を汚してしまう事になるのなら、セイツェマンはそれを悲しむ。
- ナナ
- だから、駄目だ。
- リハルト
- 大丈夫、手を汚すのはナナじゃない
- ツツジ
- …………
- ナナ
- どうしてもと言うのなら、僕が皆を止める。絶対に止める。
- アティカ
- ……こんなの手を汚したうちに入りませんよ
- ナナ
- 無責任にお母さんやお父さん、お爺ちゃん。セイツェマンが夢みた世界にレーマンなんかを押し付けたくないんだ。
- リハルト
- ナナ
- アティカ
- …………
- リハルト
- レーマンより酷い奴を押し付けることになっても
- リハルト
- それでいいの?
- リハルト
- こんなひどい街の地下にある扉だ
- リハルト
- もっと悪いことを考えてやってくるやつがいるかもしれない
- ナナ
- ……僕が行く。
- キィリ
- ナナちゃん!?
- アティカ
- それはダメです
- ツツジ
- …………ダメです!!!!
- ツツジ
- ナナの手をつかみます
- スーバン
- ………レーマンを罰したいのであれば、殺すよりこのエリンで裁きを受けさせた方が彼は辛い…と思う。
- スーバン
- なぜレーマンがこんな手間をかけて、君達の力を利用して世界の扉を開いたか。それは自分の世界に帰るためなんだ。
- アティカ
- そんなことだろうと思ってましたよ
- スーバン
- 理不尽に召喚され、理不尽に利用され、理不尽に捨てられた。その末の暴走。この世界で裁きを受ける方が、きっと。
- ツツジ
- 召喚…………?
- スーバン
- 僕は同情していたけれど、だが、今回の事…君達の気持ちとはまた別の話だ。
- リハルト
- レーマンもまた誰かに呼ばれたって訳か
- キィリ
- そんな……
- リハルト
- なら余計に、こっちの世界で裁きを受けさせるべきじゃないね
- アティカ
- そんな都合知らないですよ。だからこそこいつを殺すべきだ。
- ナナ
- それは、させない。
- アティカ
- こいつが罪を償おうがどうしようがセイツェマンさんは生き返らないしそれ以上に犠牲になった人も救われない
- アティカ
- ナナさんがたとえベスティアの世界行ったとしても僕はこいつ殺しますよ
- ナナ
- 僕は、頭が悪いから他の人の事は考えられない。だけど、セイツェマンのために僕は皆を止める。
- リハルト
- それってセイツェマンのためにならなくない?
- アティカ
- 僕は誰かを理由にしない。僕は僕自身のためにこいつを殺します
- リハルト
- まあ、ナナが行ってしまったらアティカがレーマンを殺すのは止められないよね
- ツツジ
- …………っ(このままじゃみんな……バラバラに……なにか……ほかに手立ては……)
- アティカ
- こいつが生きていることによって第二第三のナナさんのような存在が生まれる可能性を考えたら罪を償わせるよりもさっさと息の根止めた方がいいですよ
- ナナ
- それでも…。それでも僕はレーマンを手にかけるのが皆であってほしくないし、ベスティアの世界には送りたくないんだ。
- キィリ
- ねえじゃあ他にあっちに行きたい人いないのかな!?
- ナナ
- 僕は今まで誰かを真似る事で喜んでもらおうとばかりしてた、でも。
- アティカ
- ベスティアの世界に送りたくないその気持ちはわかります。でも僕も譲れない。
- ナナ
- これは僕がやりたい事だとも思うんだ、誰かに喜んでもらおうとかじゃない。
- ツツジ
- と……とりあえずみんな落ち着くのです!
- リハルト
- とりあえずナナは向こうに行きたいの?
- ナナ
- 向こうがどういう世界なのか、はっきりとは分からないし、危険があるのは知っているけれど
- ナナ
- 本で見ていた、ご先祖様達が夢に見た故郷にも興味があるんだ。それに…
- ナナ
- 御伽噺が本当ならお母さんやお父さん、ひょっとしたらセイツェマンにも会えるかもしれない。
- アティカ
- ナナさんは行ってはダメですよ。もし行くとしてもその羽を直してからじゃないとダメです。
- リハルト
- じゃあとりあえず聞いて
- リハルト
- レーマンはさっきのスーバンの話だと理不尽にこっちに連れてこられたって話だったよね
- リハルト
- 理不尽に連れてこられて、利用されて、捨てられた
- リハルト
- そして自らの意思で帰ろうとした
- リハルト
- そして今目の前にその手段がある
- リハルト
- それをわざわざこっちの世界にとどめ置いて
- リハルト
- こっちの世界の法で裁くのは
- リハルト
- それこそ理不尽じゃないかな?
- ナナ
- でもレーマンが帰りたいのは僕達の世界じゃない。ベスティアの世界じゃない。
- アティカ
- と、いうか留めておく意味がないですね……
- ナナ
- 僕の羽がベスティアの世界で忌避されているのは知ってる。
- ナナ
- 殺されてしまうかもしれない事も知ってる。
- アティカ
- …………
- ナナ
- でも、それでも。セイツェマンの意思で開いた扉なのだとしたら。
- ナナ
- それを通るのは僕でありたい。
- リハルト
- スーバンの方を向きます
- リハルト
- えっ、あっちはレーマンの世界じゃないの?
- ツツジ
- 殺されてしまうかもしれないところにナナをやるわけにいかないのです……!
- ツツジ
- ナナの手を強く握ります
- スーバン
- 向こうにベスティアの子供達が見える、レーマンが済む世界ではないだろう。
- リハルト
- えっじゃあレーマンは何のためにこの扉を?
- スーバン
- レーマンは自分のために扉を使おうとした。自分の世界に帰るために。
- スーバン
- だが、これは意思の力なのか。それともこの方法では元々ベスティアの世界にしか繋がらなかったのか。
- アティカ
- …………ナナさんを気絶させてでも僕はナナさんを止めます
- スーバン
- それは分からないけれど、少なくとも今繋がっているのはレーマンの望んだアーシアンの世界ではないのは確かだ。
- リハルト
- やり方はどうあれつくづく悲惨な男だねえ
- ナナ
- アティカ、お願いします。僕に行かせてください。
- リハルト
- ナナがいってレーマンがここで死ぬか
- リハルト
- レーマンが行ってナナが残るか
- リハルト
- どっちかになるね
- ナナ
- 僕は皆にレーマンを手をかけさせたくない。
- リハルト
- ならば残るべきだね
- ナナ
- でも、それ以上に
- アティカ
- 絶対に行かせない。
- アティカ
- 手をかけるのは僕だけだ。皆には迷惑をかけません
- ナナ
- 僕は帰りたい。お母さんとお父さんを探したい。セイツェマンを探したい。
- ツツジ
- どうしても今すぐ扉を閉じないといけないのですか……?とスーバンに聞きます
- スーバン
- ああ、これは今決めなくてはならない。僕が安定させる事ができるうちに。
- ツツジ
- …………
- リハルト
- 外が荒廃している以上、この家を叩き壊してこの部屋を埋めることはできると思うけどねー
- ナナ
- お願いします。助けてくれたのに勝手だとわかっているけれど、どうか僕の我儘を許して下さい。
- アティカ
- ……交渉決裂ですね。
- ツツジ
- ナナ…………ナナは我々と離れてでも向こうの世界に……行きたいのですか?
- ツツジ
- ナナの目をジッと覗き込みます
- ナナ
- 行きたい。皆と離れたくはないけれど。僕はお母さんを、探したい。できるものなら会いたいんだ…。
- リハルト
- ナナのお母さんって本当にあっちにいるの?
- ナナ
- 分からないけれど、扉からとても懐かしい匂いがするんだ。可能性があるのなら、賭けてみたい。
- アティカ
- …………僕たちナナさんのお母さんに会いましたよ。こちらの世界で
- リハルト
- 腕を組んで頷いています
- アティカ
- フェアリオさんですよね……?
- ナナ
- お母さんの名前はフェアリオだけど、その人は多分僕のお母さんじゃない。
- ツツジ
- …………
- アティカ
- どうしてわかるんです?
- キィリ
- どういうこと?
- ナナ
- 皆からお母さんの匂いがしないから。
- ナナ
- とてもよく似ている匂いはするけれど、違う。
- ナナ
- 僕ね、皆は気付いてなかったかもしれないけど、今回の旅もなんとなくだけど覚えてるんだ。
- ナナ
- みんながおんぶして旅に連れて行ってくれたから、皆と一緒に旅ができたんだ。どこの空気も匂いも、みんなの温かさも覚えてる。
- ナナ
- 見る事ができなかったのは少し残念だけど。
- ナナ
- セイツェマンとお話をしながら、皆との旅を感じてた。
- ナナ
- 楽しい事も悲しい事も、嬉しかった事も懐かしかった事も、全部覚えてるんだ。
- ナナ
- 皆と旅ができたんだ。リハルトの凄いお家も憧れのボウハジ村も、お姉ちゃんの村のお祭りに行く事もできた。楽しかった!とても、とっても!
- ナナ
- だから、僕はお母さんとは会ってない。
- アティカ
- …………っ
- アティカ
- 最初にナナさんの様態を見て下さったのもフェアリオさんなのに……
- ナナ
- 僕は死なない。そして絶対にエリンに帰ってくる。
- ナナ
- 種族としてはわからないけれど、僕の故郷はエリンだから。
- リハルト
- でも
- リハルト
- ナナが仮に向こうでお母さんに会えたら
- リハルト
- お母さんに今みたいにお別れできるの?
- ナナ
- できる。
- ナナ
- 僕はお母さんに会って確かめたいだけなんだ。
- アティカ
- じゃあこっちで”今を生きる者ではない”フェアリオさんのことを知覚できるように探すのもありなんじゃないですか?
- アティカ
- 向こうに行って帰ってくるよりもずっとその方が可能性が高い。
- ナナ
- その人がお母さんならそうかもしれないけれど
- ナナ
- 僕達の故郷に戻れる機会はあまりにも少ない。
- アティカ
- 今戻らなくてもいいでしょう
- ナナ
- お爺ちゃんやセイツェマンが人生を捧げても見つからなかった。もしかしたらこの機会を逃したら二度と見つけることができないかもしれない。
- ツツジ
- ……ナナを行かせたくはないですが……フェアリオは記憶で見たナナの母上となんだか違うように見えたのです……
- ツツジ
- それがフェアリオが今を生きている者じゃないからなのか……本当に別人なのか……わからないですが……
- ナナ
- 僕はこの機会に。セイツェマンが開いてくれた機会に賭けてみたい。
- ナナ
- もう一度お願いします。僕の我儘をどうか許して下さい。
- アティカ
- …………ナナさんに一生恨まれても絶対に行かせません。
- アティカ
- ………………行かせたくない
- リハルト
- 少なくともお母さんを探しに行くっていうんであれば
- ツツジ
- ナナ…………
- リハルト
- 行かせないねえ
- キィリ
- うーん向こうって言葉通じるのかな?
- ナナ
- 言葉は、家にあった本で勉強したから大丈夫…だと思う。
- リハルト
- 宗教は?
- ナナ
- ベスティアは自然を神様としているんだ。変わっていなければ、だけど。
- ナナ
- 僕はあまりにも子供で、あまりにも無力で。
- ナナ
- 皆の事は大好きだけど、このままじゃ駄目だと思うんだ。
- ツツジ
- どうして……!
- ツツジ
- 何がダメだっていうのです……!
- アティカ
- 僕だって子供で無力ですよ……
- リハルト
- どっちかっていうとナナの子供の部分は
- リハルト
- 自分が子供で無力だと思い込んでる当たりかなあ
- ナナ
- リハルトの言うように、僕は僕自身が子供だという事が分かってないのかもしれない。
- ナナ
- でも、だからこそ僕はティアリアンスでお母さんを探しながら、一人で自分をきちんと見つめ直したいと思うんだ。
- リハルト
- 見つからなくても?
- ナナ
- 見付からなくても。
- リハルト
- 見つからなかったとき
- リハルト
- いつ帰ってくるの?
- ナナ
- 納得できたら、そして帰り方がわかったなら。僕はエリンに戻ってくる。
- アティカ
- …………
- リハルト
- どうやって納得するの?
- リハルト
- よくわからない外からやってきたベスティアの母親は死にました、ここにはいません
- リハルト
- って誰かが言ってくれるの?
- ナナ
- 言ってくれない。だけど、エリンにはお母さんもセイツェマンももういないんだ。
- リハルト
- それは誰が決めたの?
- キィリ
- リーさんそれは言いすぎだよ……
- ナナ
- 僕が。……二人とも見送ったから。
- リハルト
- 向こうの世界に行くところを?
- ナナ
- この世界から消える所を。
- リハルト
- いつ?
- アティカ
- …………
- ナナ
- お母さんがお葬式の日、お墓の前で消えていく姿を見た!
- リハルト
- それは向こうの世界に?
- ナナ
- セイツェマンは…セイツェマンはさっき、見た。
- リハルト
- なるほど、確かにセイツェマンが消えたのは見た
- リハルト
- それがベスティアの世界に、っていうところはちょっと信用できないかな
- ナナ
- ベスティアの世界ではなかったとしても、僕は可能性があるなら賭けたいんだ。
- リハルト
- それなら
- リハルト
- スーバンを行かせるべきじゃない?
- リハルト
- スーバンは体を失った、向こうの世界にセイツェマンがいるのなら
- リハルト
- 向こうで体を維持できるかもしれないんじゃない?
- ナナ
- そうかもしれない。でも、スーバンさんでは扉を閉じられない。
- リハルト
- スーバン、向こうで体を得たとしても
- リハルト
- 閉じられないもんなの?
- スーバン
- 残念だけど、無理だ。ここを通過して魔力を発散させてやる事こそが扉を閉める事だから。
- リハルト
- 見に行くこともできない?
- スーバン
- ここを生き物として通過できない、僕が仮に向こうで体を得たとしても閉じる事はできない。
- スーバン
- セイツェマンが扉の先にに居るかは正直僕にも分からない。そして居たとして、僕が体の主導権を得られるかもわからない。
- アティカ
- …………
- スーバン
- だから、この扉に関して僕では精々もう少しの間安定させておくことくらいしかできない。
- ツツジ
- せめて……!皆で向こうに行くことはできないのですか!?
- リハルト
- 同時に飛びこむ?
- ツツジ
- こんなどうなっているかもわからない暗闇の先に一人でナナを送り出すなんて……できないのです……
- スーバン
- それも、無理だ。4人は残されるだろう。
- リハルト
- 誰かランダムで飛ばされるってことかな
- ツツジ
- なんで……どうして……
- ツツジ
- せっかく……せっかくここまで来たのに……
- ツツジ
- やっとナナの目が覚めて……みんなで一緒にいられるって……
- ツツジ
- こんなの酷すぎるのです……
- ツツジ
- その場にへたり込みます
- ナナ
- ………ごめんなさい。
- ナナ
- それでも、僕はセイツェマンの遺した事はやっぱり僕がやるべきだと思うから。
- ナナ
- 僕が、行くよ。
- アティカ
- …………綺麗事を並べただけの可能性の低い理想論にはもううんざりだ
- アティカ
- ナナさんの希望は叶えられませんがレーマンを放りこめばすむ問題だ。
- アティカ
- 僕がやるべき?そんなのくそくらえですよ
- アティカ
- スーバンさん、死体でも放りこんで生物判定されます?
- アティカ
- 生きてた方がいいですか?
- アティカ
- レーマンを持ち上げたまま問います
- リハルト
- 魔導銃を一応構えます
- ナナ
- ……綺麗事が嫌なら僕が行きたいというだけだ!ティアリアンスに行って、やりたい事をやるだけだ!
- リハルト
- ナナ
- リハルト
- 先に一つだけ言っておくよ
- リハルト
- お前が向こうに行こうが、お前が我々を嫌いになろうが
- リハルト
- 同じことだ
- アティカ
- リハルトはナナさんを足止めしてください
- リハルト
- 了解、いつでも行ける
- キィリ
- みんな落ち着いてよ!
- ツツジ
- どうして……
- スーバン
- 死体では無理だ、命あるものでないと通れない。
- リハルト
- じゃあ向こうについたら死ぬようにすればいいね
- アティカ
- 了解です
- アティカ
- 口に縄を詰めてその上から布を巻いて吐き出せないようにします
- GM
- その間にナナは扉に向かって駆け出します。
- リハルト
- インタラプト使います
- ツツジ
- 止めます
- アティカ
- レーマンを投げます
- GM
- スキルではないのでインタラプトは効果がありません。
- リハルト
- じゃあ走って行って止めるかなー
- キィリ
- アラクネちゃんでまとめて止められないかなー
- アティカ
- ナナさんに大声を出してコールアウトを使用します(使える?)
- アティカ
- そうやってナナさんは!!!
- アティカ
- この世界からも逃げ出すんですか!!!!!
- GM
- うーん。コールアウト使ってもいいけど、逆上しても逆効果かな。
- ツツジ
- ツツジは手をにぎってたから止められないですか?
- アティカ
- 逆上足止め(駆け抜けていっても)してリハルトに攻撃してもらいたいかなあって
- アティカ
- でもリハさんが攻撃しないならしなくてもいいかも
- アティカ
- 大声は出してる
- リハルト
- リハはめっちゃ追いかけてるかなー、必要とあらば脚や羽は撃つかも
- GM
- どういう処理にしようかな。じゃあまずコールアウトから一応。
- アティカ
- 12+2D+2 《コールアウト》 (12+2D6+2) > 12+8[3,5]+2 > 22
- system
- [ アティカ ] MP : 98 → 94
- ナナ
- 12+2D 【精神】判定 (12+2D6) > 12+3[1,2] > 15
- ナナ@逆上
- ここで諦めたら僕は一生後悔すると思うから。逃げないためにいくんだ!
- GM
- リハさん攻撃あればどうぞ。
- アティカ
- …………僕だって一生後悔する!ここでナナさんを行かせてしまったら!
- GM
- アラクネちゃんは、どうしようかな…。クリティカル出たら…。
- GM
- ツツジちゃんとは筋力判定しようか
- ツツジ
- どちらから?
- GM
- じゃあナナから。
- ナナ@逆上
- 13+2D 【筋力】判定 (13+2D6) > 13+8[3,5] > 21
- ツツジ
- フェイト使っていいですか?
- GM
- 残っているしどうぞ。
- system
- [ ツツジ ] フェイト : 1 → 0
- ツツジ
- 2D+5+1D 【筋力】判定 (2D6+5+1D6) > 8[3,5]+5+1[1] > 14
- GM
- ではツツジちゃんの手は泣いているナナに振り切られます。
- ツツジ
- いやっ!!!ナナ!!!…………いかないで……っ
- リハルト
- じゃあ敏捷でおっつけませんか!?
- ナナ@逆上
- ごめんなさい、お姉ちゃん…。
- GM
- 敏速で対抗して、拘束するなら筋力対抗かなあ。
- リハルト
- OKやろう!
- アティカ
- レーマン投げたから拘束に参加します
- アティカ
- (投げたレーマンどうなってるんやろなあ)
- GM
- プロテクションも2回振って2回ともクリティカル出したらナナを止められます。
- GM
- キィリちゃんはでは魔術判定2回振って、2回ともクリティカルでたら皆を拘束できるでしょう。
- GM
- キィリちゃんが魔術なのでアティさんも魔術で。
- アティカ
- 了解です
- GM
- リハさんから
- ナナ@逆上
- 5+2D 【敏捷】判定 (5+2D6) > 5+5[1,4] > 10
- リハルト
- 2D+3 【敏捷】判定 (2D6+3) > 11[5,6]+3 > 14
- GM
- リハさんはナナの手を掴むことに成功します。
- リハルト
- 行かせない……!
- GM
- 続いて筋力対決。
- ナナ@逆上
- 13+2D 【筋力】判定 (13+2D6) > 13+8[2,6] > 21
- リハルト
- フェイト使います
- GM
- はい。
- system
- [ リハルト ] フェイト : 1 → 0
- リハルト
- 2D+3 【筋力】判定 (2D6+3) > 5[2,3]+3 > 8
- リハルト
- 1D振り足しても同じなのでそのままで……?
- GM
- リハルトもナナを拘束するには至りません。
- GM
- はい。
- リハルト
- 本当に!わがままだな!お前は!
- アティカ
- 僕たちのわがままだって聞いて下さいよ……
- ナナ@逆上
- 僕は…、僕だって。譲れないんだ…。
- GM
- ではキィリちゃんどうぞ。
- キィリ
- それぞれフェイトで1個増やして一回振りなおします
- キィリ
- ナナちゃん
- キィリ
- 3D+16+1d 【魔術】判定 (3D6+16+1D6) > 6[2,2,2]+16+2[2] > 24
- キィリ
- ふりなおし!!
- GM
- はい
- キィリ
- 3D+16 +1d【魔術】判定 (3D6+16) > 13[2,5,6]+16 > 29
- キィリ
- 1d (1D6) > 6
- GM
- ではもう一度クリティカルを出せば止められるでしょう。
- キィリ
- レーマンに!(あくまでフレーバーです)
- キィリ
- 3D+16+1d 【魔術】判定 (3D6+16+1D6) > 14[2,6,6]+16+5[5] > 35
- system
- [ キィリ ] フェイト : 4 → 1
- GM
- ではキィリの魔術にナナの他、全員が動けなくなります。
- キィリ
- ふー……
- リハルト
- グググ……
- ナナ@逆上
- ううう、うううううう…
- ツツジ
- ……っ!
- アティカ
- …………まさかこんな手があるなんて
- キィリ
- アラクネちゃんがんばったねーよしよし
- アティカ
- インデュア利用して拘束とけませんか!?(バッドステータスか知らんけど
- アティカ
- 《インデュア》1/コスト:5/判定:自動成功/対象:自身/射程:/制限:防御中1回/効果など:バットステータス受けた直後に使用する。その時に受けたバッドステータスを全て回復する。
- GM
- 捕縛とか封鎖みたいなものだと思うし、いいでしょう。
- system
- [ アティカ ] MP : 94 → 89
- アティカ
- レーマンに駆け寄り拘束を解きます
- キィリ
- あっアティカ!?
- アティカ
- レーマンを扉の中に投げ込みます
- ツツジ
- ……!!
- リハルト
- …………
- ナナ@逆上
- やめて…アティカ…おねがいだから…
- アティカ
- …………
- アティカ
- …………ごめんなさい
- アティカ
- 躊躇うことなく投げます
- キィリ
- !!
- GM
- ではレーマンが扉に放り込まれた事で、扉は激しい魔術を迸らせたかと思うと
- GM
- 徐々に扉は閉じていった。
- スーバン
- これが君達の選択か。
- リハルト
- (これでよかったんだ、きっと……)
- ツツジ
- …………
- アティカ
- 君たちじゃない、僕の選択です
- キィリ
- (これで……良かったのかな……?)とナナを見ます
- リハルト
- いや、実際手を貸した、アティカ一人じゃない
- スーバン
- いや、君達のだ。君だけの選択だけではこういう結末にはならなかった。
- アティカ
- …………
- ナナ@逆上
- ……………
- GM
- ナナは動けないまま、ひたすら涙を流していました。
- GM
- というわけで本日はここまで
- GM
- お疲れさまでした。
- リハルト
- おつかれー!
- ツツジ
- ……お疲れさまなのです
- アティカ
- ……お疲れさまでした
- キィリ
- おつかれさま!
- GM
- 次回予告
- GM
- 君達は選択した。
- GM
- これがどのような結果をもたらすのか。
- GM
- 次回「君達が選んだ先」
- GM
- それでは本日のセッション(ラストかな)をはじめます。よろしくお願いします。
- キィリ
- よろしく!
- アティカ
- よろしくお願いします
- ツツジ
- ……お願いするのです
- リハルト
- よろしくー!
- GM
- レーマンを扉に投げ込む決断を下した君達。
- GM
- その光景を目の当たりにしたナナは声にならない声を上げ、頭を抱えながら首を振る。
- ナナ@逆上
- あ…ああ………!
- ナナ
- ―――――ぁ……………。
- ツツジ
- …………ナナ
- GM
- そしてナナは再び倒れるのだった。
- リハルト
- ナナ!
- ツツジ
- !!!
- リハルト
- 駆け寄ります
- キィリ
- ナナちゃん!?
- アティカ
- レーマンを投げ込んだ後にナナさんの方を振り返ります
- GM
- アティカが振り返ると、丁度倒れている瞬間位かもしれませんね。
- アティカ
- みんなが駆け寄ってるのを見てます
- ツツジ
- ナナ!!ナナ!!
- ツツジ
- 抱え起こそうとします。
- GM
- では抱え起こそうとしたツツジは、確かに息はしている事は確認できるでしょう。
- GM
- しかし、起きる気配はありません。
- アティカ
- ……とりあえずこの場所から脱出しましょう
- ツツジ
- っ……(アティカの言葉に頷きます)
- アティカ
- 多分廊下とかに置いてた背負子を持ってきてナナさんを乗せられるように準備をします
- リハルト
- とりあえず辺りを見回して全員が向かうかを見て外へ行きます
- スーバン
- ……………さて。
- スーバン
- 僕もそろそろお別れだ。
- ツツジ
- …………っ(スーバンの方に顔を向けます。)
- アティカ
- ありがとうございました。最後まで色々助けて頂いて
- キィリ
- ……いろいろお世話になりました(ぺこり)
- スーバン
- いや、僕は君達の結末を見届けたかっただけだからね。
- スーバン
- こんな時に申し訳ないんだが、一つお願いを聞いてもらってもいいだろうか。
- アティカ
- 可能な範囲なら問題ないですよ
- GM
- スーバンは懐から小さな巾着を取り出す。
- スーバン
- これは僕の花畑からとれたアンブロシアの花の種で、きっと良い薬草に――――
- GM
- スーバンも話を終えないうちに姿が消えてしまう。
- GM
- ポトっと、スーバンが持っていた巾着が床に落ちた。
- アティカ
- 巾着を拾い上げます
- リハルト
- まあ、そのうちまた会えるさ
- リハルト
- と後ろを向きます
- ツツジ
- …………う…………うぅ
- キィリ
- せめて最後まで言ってってよ……!
- GM
- 巾着を拾い上げると「メイメイ君へ。」とだけ書かれたカードが添えてある。
- アティカ
- 落ち着いたらメルヴァに行く用ができましたね
- ツツジ
- 泣きながらうつむきます
- GM
- 少しして
- アデッサ
- ……ツジ殿?ツツジ殿?返事をして下さい、ツツジ殿!?
- GM
- と、通信石から声が聞こえる。
- ツツジ
- …………ぁ
- リハルト
- アデッサ?
- アデッサ
- 良かった、通じた!お怪我は!?お怪我はありませんか?
- ツツジ
- 涙で濡れた顔をごしごしとぬぐって懐から通信石を取り出します。
- アティカ
- …………ここも繋がるのか
- アデッサ
- 今朝、皆様の姿が見当たらない事に気付き、連絡をいれていたのですが繋がらず心配しました。
- アデッサ
- すぐにお迎えにあがります、少し魔力が遠くて追いきれません。可能でしたら地表にでてきてもらえますか?
- キィリ
- そ、そういえば戻れるのかな!?
- GM
- 廊下を見てきたアティカなら
- GM
- 君達が通ってきた大扉の反対方向、少し奥まった場所に上へ昇る階段が見えたのを思い出すだろう。
- アティカ
- 廊下の奥の奥に階段がありましたよ
- リハルト
- じゃあそこなら……
- アティカ
- ナナさんを背負子にのせて階段へ向かいます
- ツツジ
- 背負われたナナを気にしながらついていきます。
- キィリ
- キィリもついていきます
- GM
- では他にやり残したこと等がなければ君達は階段へ向かう。
- リハルト
- 一番後ろからついていきます
- キィリ
- 振り返って確認するけど空間に空いた穴は跡形もない?
- GM
- 跡形もないですね。何事もなかったように明かりで照らせば、部屋の奥が見通せるでしょう。
- キィリ
- …………
- GM
- 君達は階段の前にやってきた。
- リハルト
- キィリ?
- キィリ
- ううん行こう!
- リハルト
- 行こう
- GM
- 階段を上っていくとやがて扉が見えてくる。
- GM
- 扉を開きますか?
- アティカ
- 扉を開けます
- ツツジ
- はい
- GM
- 階段の扉を開けるとやや豪華な作りの建物の中に出た。
- GM
- 建物は広いながらも凝った作りではなく、出口を見付ける事は難しくないだろう。
- ツツジ
- ここは…………
- リハルト
- ん……?
- アティカ
- 見覚えはない場所?
- GM
- 見覚えはないですね。
- GM
- とくに建物に用が無ければ、外へ出ますか?
- ツツジ
- 安全かどうか辺りの様子を伺いながら外へと向かいます。
- キィリ
- 外へ出て通信機の電波がつながるところを探します
- アティカ
- 出た部屋に異世界へいく感じの研究資料がないかちょっと探します
- アティカ
- 見当たらなければ外へ向かいます
- GM
- 見当たりませんね。
- GM
- 君達が外へ出るとビルケヴィーゼの街並みが見える。
- リハルト
- やっぱりビルケヴィーゼではあったのか……
- GM
- 先程まで街の至る所に蔓延っていた影は見当たらない。
- GM
- どうやら君達が出てきた場所は、ビルケヴィーゼで一番大きな建物のようだ。
- リハルト
- ここが一番大きい……ということはまさか
- アティカ
- …………嫌な予感がするのでさっさと離れましょう
- GM
- そうこうしていると、アデッサが遠くの道から息を切らせて走ってくる姿を確認できるだろう。
- アデッサ
- ……はぁはぁ。皆様ご無事ですか…?
- リハルト
- なんとかね……
- アティカ
- まあそれなりに
- ツツジ
- …………
- キィリ
- おおむね無事かなあ……
- アデッサ
- ………良かった。
- GM
- ツツジの様子を気に賭けながらもアデッサは呟きます。
- アデッサ
- ツツジ殿に連絡がとれる少し前でしょうか?街に蔓延っていた影が消え去りました。
- アデッサ
- 状況から察するに皆様の功績なのでしょうね。見事なものです…。
- リハルト
- いや、見事なんかじゃないよ、なんとかなっただけさ
- アティカ
- アデッサさんはレーマンという名前はご存じですか?
- アティカ
- 多分ここの領主と関係がありそうなんですが
- アデッサ
- レーマン、今回のビルケヴィーゼ襲撃の主犯という事だけ存じ上げております。
- アティカ
- なるほど……
- アティカ
- 仲間が閉じ込められていた部屋からでてきたらあの大きな建物だったので
- アティカ
- と大きな建物を指さします
- アデッサ
- なるほど、調査が必要そうですね。
- アティカ
- でもレーマンの遺体も……誰ももう残ってないですけどね
- アデッサ
- ……なるほど。
- ツツジ
- ……っ
- ツツジ
- …………はやく…………帰るです
- キィリ
- でも影がいなくなったってことはこの世界から確かにいなくなったんだね……
- ツツジ
- ナナを休ませないと……
- アデッサ
- ……そろそろ兵をあげたシュトライフも異変に気付き、到着するかもしれませんね。
- アデッサ
- 貴方達はこの街を救った英雄です、ビルケヴィーゼ新領主から相応の返礼が用意されるものかと。
- アティカ
- ナナさんが目が覚めれば一応あの部屋で何があったか証言はできるかもしれませんが……まあいいか
- アティカ
- そんなもの為にやった訳じゃないのでいらないです
- アティカ
- 僕たちはザルカルテンに向かいます
- リハルト
- まあ街を救うためにやったわけでもない、あくまでも私利私欲だ
- アティカ
- ……ああでも貰えるものは貰っといて搾り取るのも悪くないですね、今は急いでるんでいいですけど
- アデッサ
- ……わかりました。ここは私が適当にごまかしておきましょう。
- アデッサ
- 街の外れに馬車が止めてあります。ザルカルテンまでゆっくりと体を休めてください。
- リハルト
- 何から何まで……流石アデッサ用意がいいね!
- アティカ
- ありがとうございます、と軽く頭を下げます
- アティカ
- 馬車に向かいます
- アデッサ
- いいえ、お疲れでしょう。ご自愛なさってください。
- ツツジ
- ……助かるです
- GM
- アデッサに示された街の外れにとめてある馬車の元へ向かうと、飛空艇で顔を合わせた魔導士の老人が御者として休憩をとっていた。
- キィリ
- あっ
- アティカ
- あれ……なんかどっかで見た顔のような……
- リハルト
- ん……
- ツツジ
- 飛空艇の……
- 魔導士の老人
- ……ん?ああ。お前さん達だったのか。
- 魔導士の老人
- まあ深い事は聞かんよ、アデッサ様に振り回されるのもなれてるしな。
- 魔導士の老人
- ザルカルテンまででいいんだな?後ろに乗ってくれ、わしはあらっぽい運転はしないからな!ゆっくりと休んでくれ。
- 魔導士の老人
- ……おつかれさん。
- アティカ
- ……よろしくお願いします
- アティカ
- 頭を下げて馬車に乗り込んでナナさんを降ろします
- ツツジ
- ぺこっと頭を下げて馬車に乗ります
- リハルト
- 乗り込もうとしたところでちょっと振り返ります
- リハルト
- あれ、そういえばフェアリオは……?
- 魔導士の老人
- ん?まだ他にも仲間がいるのか?
- アティカ
- ……まだこの世界にいるなら彼女もザルカルテンに向かうと思います
- アティカ
- なのでザルカルテンへ向かっていいです。なるべく急ぎで
- リハルト
- それもそうか、まあフェアリオなら我々より早くつきそうだね
- 魔導士の老人
- ………わかったよ。任せな。
- GM
- そして君達を乗せた馬車は走り出す。
- GM
- 君達は馬車に揺られながらザルカルテンへと向かう。
- リハルト
- 馬車の横にもたれかかってそのまますぐに寝ます
- ツツジ
- (馬車に揺られながら疲れて眠りにつきます。)
- アティカ
- ぼんやりしながらナナさんを見てます
- キィリ
- うーんじゃあ寝ないでナナちゃんを見てます
- GM
- では、アティカとキィリがナナを見ていると。
- GM
- ナナが目を覚まします。
- アティカ
- …………今ザルカルテンに向かっています
- ナナ
- ………!………???
- ナナ
- だ……れ………?
- キィリ
- ナナちゃんおつかれさま
- キィリ
- え
- アティカ
- …………
- GM
- ナナは怯えている様子です。
- ナナ
- ………わたし……だれ……?
- ナナ
- ……こわい
- キィリ
- いまザルカルテンに向かってるよ?
- アティカ
- ヴォルフガングさんのことは覚えてます?
- ナナ
- …………え……と……?
- アティカ
- ヴォルフガングさんは君のおじいさんですね
- ナナ
- ……………おじいさん……
- アティカ
- 君は悪い人に誘拐されました。僕たちがそこから君を救出しました。
- アティカ
- それで今君を家まで送り届ける為にザルカルテンに向かっています
- アティカ
- ナナさんの頭を撫でようと手をのばします
- ナナ
- ……そう……なんだ……
- GM
- 少しびくびくしてるけどナナは抵抗しませんね。
- キィリ
- そうだよ~わたしのことも忘れちゃった?
- ナナ
- ………ごめん……なさい……
- アティカ
- 落ち着かせるように気遣いながらゆっくり頭を撫でます
- キィリ
- あっううん謝らなくていいんだけど……
- GM
- アティカに撫でられて安心したのか、それとも疲れがまだ癒えていないのか
- GM
- ナナは撫でられながらまた、寝息を立て始めます。
- アティカ
- たまに撫でたりしながらナナをみてます
- キィリ
- ナナちゃん……
- GM
- 特に何も無ければ、ザルカルテンへ到着するでしょう。
- アティカ
- ザルカルテンに到着しましたよーと寝てる人に声をかけます
- リハルト
- ん……あ……
- キィリ
- 疲れとれた?
- アティカ
- 背負子は背中に背負いますがナナさんは抱っこします
- リハルト
- た、多分……?
- リハルト
- っていうかここはどこ……?
- ツツジ
- …………ぁ(体を起こします)
- GM
- ザルカルテンは、すでにビルケヴィーゼから影が消えたという噂が少しずつ広まっており、とても安らかなムードに包まれていた。
- ツツジ
- もう……着いたのですね……
- キィリ
- つーちゃんもおはよー
- アティカ
- ヴォルフガングさんの屋敷に向かいましょう
- リハルト
- よし、行こうか
- ツツジ
- キィリにおはよう……と言って、ナナの様子を見ます。
- GM
- ナナはまだ眠っているようだ
- キィリ
- アティカに目線で(ナナちゃんの様子は言わないの?)と問いかけます
- ツツジ
- ナナ…………(頭を撫でています)
- アティカ
- …………ツツジさん、ナナさんを抱えてもらってもいいですか?
- ツツジ
- ?……わかったのです……とナナを抱っこします。
- アティカ
- 僕よりツツジさんの方が安心できると思うので……とナナさんを渡して屋敷に向かいます
- アティカ
- キィリの視線には気づかなかったことにしました
- キィリ
- がーん
- ツツジ
- ?
- ツツジ
- 二人の様子を不思議に思いつつナナを抱えて屋敷に向かいます。
- GM
- 君達はナナの実家、ヴォルフガングの屋敷へ向かう。
- リハルト
- (なんかあったのか……?)
- GM
- 家へ向かうと屋敷の敷地に展開されていたテント等の撤収作業がはじまる所で、ヴォルフガングもそこにいた。
- GM
- 君達に気付いたヴォルフガングは速足で君達に近づいてくる。
- ヴォルフガング
- お帰りなさいませ。お怪我など、されていませんか…?
- ヴォルフガング
- ナナは…目を覚ましたのでしょうか…?
- リハルト
- まあそれなりにはね
- ヴォルフガング
- 大きな怪我があったらいけません、医者を呼びましょうか?
- アティカ
- 目は覚ましましたが……うーんとひとまずナナさんをベッドで休ませてもいいでしょうか
- GM
- 話していると再びナナが起きますね。
- ツツジ
- !!!
- GM
- ツツジに抱えられている事に驚いて
- キィリ
- あっ
- ツツジ
- …………ナナ!!(ナナが身じろぎしたので顔を覗き込みます。)
- ナナ
- ………え、え…だれ…だれですか……?
- アティカ
- 大丈夫ですよ、君の家に戻ってきましたからねとナナさんの頭を撫でます
- リハルト
- えっ
- ナナ
- おうち………。
- キィリ
- ここはナナちゃんのおうちだよ、憶えてない?
- ヴォルフガング
- こ、これはいったい……。
- アティカ
- 馬車の中で目を覚ましてからこういう状態でして……ナナさんの為に医者を呼んだ方がいいと思います
- ツツジ
- ………………ナナ?
- リハルト
- 記憶喪失……?
- GM
- ナナは頭を押さえながら首をふって
- ナナ
- ……わからない、ごめんなさい。わからないんです…。
- GM
- と、再び怯えた様に繰り返し始める。
- リハルト
- あれだけ色んなことがあったからか……
- ツツジ
- ナナ…………?
- アティカ
- 今の君に必要なのは休息ですからね。今は何も考えないでゆっくり休めばいいんです
- ヴォルフガング
- なんと…いう事だ………。
- ヴォルフガング
- ………いえ、命があるだけでも………。
- ツツジ
- ナナ…………どうしたのですか……?みんな……ナナの様子がおかしいのです……
- ヴォルフガング
- 失礼、情けない姿を見せてしまいました。ナナの目を覚まして頂いて有難うございます。
- アティカ
- ナナさんの身に何があったがお話します。けれど今は先にナナさんを休ませたいです
- ヴォルフガング
- わかりました、どうぞこちらへ。
- GM
- とヴォルフガングは屋敷の中へ君達を招き、ナナの部屋へと通す。
- ツツジ
- 何が何だか分からないといった顔で部屋にナナを抱えて入ります。
- リハルト
- (一時的なものだといいんだけど……)
- アティカ
- ナナさんには誘拐されて僕たちが救出したとお話してあります
- キィリ
- (休めば記憶が戻るのかな……?)
- リハルト
- ん、ああ、なるほど
- ツツジ
- ナナをベッドに下ろします。
- アティカ
- 僕たちのことだけではなく、自分の名前もヴォルフガングさんのことも覚えていないようだったので、状況説明だけしました
- ツツジ
- 覚えていない……?
- GM
- ベッドに下ろされたナナは、落ち着かなそうにきょろきょろ部屋を見回しています。
- リハルト
- ツツジに耳打ちします
- リハルト
- 酷い目に遭った人が一時的にいろんなことを忘れたりすることがあるんだ
- リハルト
- もしかしたらそれかもしれない
- キィリ
- このお部屋も覚えてなさそうだね……
- アティカ
- 君が育ったお部屋ですよとナナさんの頭を撫でます
- ナナ
- わたしの……へや……わたしの……おじいちゃん……
- ナナ
- わからない…わからない…わからない…
- ツツジ
- ………………そんなわけないのです
- ツツジ
- ナナ!!(ナナの手をにぎります)
- ナナ
- !?
- ツツジ
- 忘れるわけないのです……!!ナナ!!わかるですよね……!?ツツジなのです!
- リハルト
- ツツジ……
- ナナ
- ………ごめんなさい。
- GM
- と、ツツジがナナに抱き着いた拍子にですね
- GM
- ナナの荷物から、「よむべからず!」と書かれた本が落ち、少し散らかるのですが
- アティカ
- ツツジさん……今はナナさんをゆっくり休ませてあげましょう、といってツツジさんの手をナナさんから引き離します
- ツツジ
- ツツジは本にもアティカにも目もくれずナナにまくしたてます。
- ツツジ
- ナナ…………!!忘れるわけないのです!!
- ツツジ
- そんなわけないのです!!
- ナナ
- ………ごめんなさい。おねえさん、………ごめんなさい
- GM
- 感知8くらいでダイス振ってみてください。
- アティカ
- 全員?
- GM
- ナナが散らかしてしまったものを纏めてあげようという意思がある人かな。
- キィリ
- 2D+6 【感知】判定 (2D6+6) > 6[2,4]+6 > 12
- リハルト
- 2D+9 【感知】判定 (2D6+9) > 4[2,2]+9 > 13
- キィリ
- 忘れたままでもいいのかもってちょっと思ってるけど
- アティカ
- アティカはツツジさんをナナさんから強制的に引きはがします
- ツツジ
- ………………あ………………あぁ
- GM
- ではキィリとリハルトは、「ストルナーヴのみんなへ」と書かれている、封筒を日記の間からぽとりと落ちたのを見付けるでしょう。
- リハルト
- ん、これ……
- アティカ
- 今はナナさんにもツツジさんにも休憩が必要です
- ヴォルフガング
- 私は…しばらく廊下に出ています…
- キィリ
- これは……
- GM
- 封筒を読みますか?読んでください。
- キィリ
- ねえみんな……とアティカとツツジも呼びます
- アティカ
- なんです……とキィリの方へ顔を向けて封筒の存在に気づきます
- ツツジ
- 放心状態でキィリの方を見ます。
- キィリ
- こんなの、あったよ……
- キィリ
- 開けてみるね……
- リハルト
- 黙ってみてます
- アティカ
- お願いします
- キィリ
- 慎重に開けます
- GM
- ではキィリはナナの手紙を開き、読み始める――――
- ナナ
- みんな!おげんきですか!?セイツェマンがめもちょうをもっていたのでいちまいかりました!
- ナナ
- どうしてこんなおてがみをかいているかというと。
- ナナ
- いま けっこうあぶないじょうきょうらしく みんなにあえなくなることもあるかもしれないからで。
- ナナ
- もし みんながこのてがみをよんでいるなら たぶん。そういうことになったんだとおもいます。
- ナナ
- だから つたえておきたいことを かいておこうとおもいます!
- ナナ
- 僕は皆と一緒に旅ができて、自分の事が少しわかった気がするのです。
- ナナ
- 僕は今まで、誰かに嫌われる事が怖くて皆が好きな何かの真似ばかりをして生きていました。
- ナナ
- 自分が自分のままで居れば、周りの人は僕を置いて行ってしまう。僕は自分に自信がありませんでした。
- ナナ
- だから、皆と旅を始めたばかりの時はやっぱり誰かの真似をしていたのだけれど。
- ナナ
- 皆と旅をしているうちに少しずつ、少しずつだけれど忘れていた自分が思い出せた気がしました。
- ナナ
- だから今は、ナナとして皆に挨拶ができていると…いいなあ。
- ナナ
- 僕はもっと色々受け入れて、みんなを支えられる大人になりたいと、思います。
- ナナ
- ………もし、もし。この戦いで僕が死んでしまって、故郷に旅立つことになったとしても
- ナナ
- みんなは旅を、続けてくれませんか。……なんて、僕が頼める事ではないのだけれど。
- ナナ
- みんなが旅を続けてくれるなら、皆の元へなら
- ナナ
- どんなに遠くに行っても、時を駆けてでも、世界を渡ってでも、生まれ変わったとしても僕は皆の場所に追いつけます。
- ナナ
- みんなを見付けられます。こんなにも会いたいと思うのだから。
- ナナ
- だから、みんなはみんなのままで旅を続けてほしいと思うのです。
- ナナ
- 3年間、本当に本当に有難うございました。
- ナナ
- みんなのお陰で、僕は忘れかかっていた自分に出会う事ができました。
- GM
- 封筒には他に紙切れの他に、短冊のような何かも一緒に入っていた。
- ナナ
- 追伸、僕が旅先で見つけて綺麗だと思った花で作ってた押し花の栞を皆にお渡しします!
- ナナ
- さぷらーいず!一人一つ!
- ナナ
- じゃあ、またいつか、どこかで。必ず――――
- GM
- 折り込んだメモの間から4枚の栞がばらばらと封筒から出てくる。
- GM
- 君達は「ナナのきもち(青桃赤緑)を手に入れた。
- GM
- ナナの手紙はこれで全部のようだ。
- キィリ
- ナナ……
- リハルト
- ナナ……
- アティカ
- 栞を拾います
- ツツジ
- ナナ…………どうして……ナナはここにいるのに………………(ぽろぽろと大粒の涙が零れます。)
- ナナ
- ごめんなさい……やさしいおねえさん……ごめんなさい……。
- アティカ
- 栞をみんなに渡します
- リハルト
- 受け取ってぼーっと眺めています
- ツツジ
- しおりを受け取って床にしゃがみ込みます。
- アティカ
- 君が謝る必要はないんです。今はゆっくり休んでください。とナナさんを撫でます
- アティカ
- 僕はヴォルフガングさんに何があったか説明してきます。といって部屋を出ます
- キィリ
- そうそう青汁でも飲んでゆっくりしてて!
- ナナ
- …………?
- キィリ
- ……反応ないか……(ぼそっ)
- ツツジ
- …………(泣きながらしおりを見つめています。)
- GM
- ではちょっとだけシーンを移して
- GM
- アティカとヴォルフガングの会話をしよう。
- GM
- 廊下ではアティカからヴォルフガングが説明を受けた。
- ヴォルフガング
- ………そんな、事が………
- アティカ
- ビルケヴィーゼで起きたことを包み隠さず話します。セイツェマンが死んで消えたことから何もかも全部
- ヴォルフガング
- セイツェマンは旅立ったのですね………。あやつは本当に………。
- ヴォルフガング
- 我々は匂いと別れるんです、皆様がセイツェマンの匂いを持ち帰って下さった。だから別れを済ませる事もできました。
- ヴォルフガング
- ナナ命を救って頂き、重ねてになりますが本当に、本当に有難うございました。
- アティカ
- …………いえ、僕たちにはそれしか出来なかったので
- リハルト
- (ここでリハルト二人の会話に入ってきてもいい……?)
- アティカ
- (いいよ!!!)
- GM
- どうぞ!
- リハルト
- じゃあリハルトは残りのセイツェマンの毛が入った試験管をヴォルフガングに渡します
- リハルト
- そういうことなら、これがある限り、セイツェマンはここで生きてるってことでいいんじゃないかな
- アティカ
- う、うーん?
- リハルト
- 匂いってのは消えていくものじゃん?
- リハルト
- ならこの中にある限り匂いは消えないんだから
- リハルト
- セイツェマンはずっとここにいるってことだよね?
- ヴォルフガング
- ………有難うございます。セイツェマン、馬鹿者が…お前はいつも焦り過ぎだと釘をさしていただろうに…。
- アティカ
- なるほど……?(頭を傾げながら)
- ヴォルフガング
- ……奴を感じる事はできるでしょう。
- キィリ
- はい話をややこしくしないの!とリハルトを引きずっていきます
- ヴォルフガング
- ここまでして頂いて、お礼がしたいのですが…残念ながら皆様のお役に立てるような物は現状あまり残っておらず…。
- リハルト
- えっこれはこの土地の風習に合わせた……とかいいながら引きずられてきます
- ヴォルフガング
- こんな事しかできませんが書庫を解放致します。書庫には我々が旅をしていた時に巡り、習った兵法の数々が残っています。
- ヴォルフガング
- ご希望とあらば、いつでもご利用下さい。歓迎致します。
- GM
- ※アフタープレイで誓約を取得できます。
- アティカ
- ナナさんの為にしたというか……己の為にしたところもあるので……ありがとうございます
- ヴォルフガング
- ベスティアとしては、我等の悲願を達成せず戻ってきたナナを叱りつけなくてはいけないのかもしれませんが……
- ヴォルフガング
- 私は祖父という立場から、孫が戻ってきてくれて嬉しいと。心から、思います。
- ヴォルフガング
- ですので、有難うございます。
- ヴォルフガング
- お構いという程の事ができませんが、どうぞ我が家で良ければ旅の疲れを休めて行ってくだされ。
- アティカ
- いえ……種族の込み入った事情はわかりませんが部外者の僕からはあそこで開いた世界がいわゆる死後の世界にしか思えなくて……
- ヴォルフガング
- 貴方の優しさで行動して頂いた事に、敬意と感謝を。なに、我等の悲願なんぞもう時代遅れなのですよ。
- アティカ
- 故郷に帰る、という言い回しもそうだとしか僕には思えなくて、すみません、お気を悪くしたら申し訳ない
- ヴォルフガング
- 私がその場に居れば、と悔やむ事はあれど。ナナを案じて行動して下さって有難うございます。
- アティカ
- そうですね。もしあなたがいたら心強かったと思います
- GM
- ヴォルフガングは寂しそうに笑っています。
- ヴォルフガング
- さて、ビルケヴィーゼの方々の帰り支度を手伝わなくては。
- ヴォルフガング
- ……今回の一件でザルカルテンと、ビルケヴィーゼの蟠りも多少解れた様に感じます。
- アティカ
- そうだと……いいんですけどね
- ヴォルフガング
- この街も良い街になるでしょう、してみせます。ナナの為にも。
- アティカ
- はい。協力が必要ならいつでもおっしゃってください
- ヴォルフガング
- 有難うございます。ははは、私は今回こればかりですな…。
- ヴォルフガング
- では、失礼します。
- アティカ
- ではー、といって頭を下げてナナさんの部屋に向かいます
- GM
- そうしてアティカとヴォルフガングは別れるのだった。
- GM
- 本日はここまで、お疲れさまでした。
- アティカ
- お疲れさまでした
- キィリ
- おつかれさま!
- リハルト
- おつかれー
- ツツジ
- ……お疲れ様なのです
- GM
- 次回「君達の選ぶ道」
- GM
- お楽しみに!
- GM
- それでは本日のセッションをはじめます。よろしくお願いします。
- キィリ
- よろしく~!
- ツツジ
- ……お願いするのです
- アティカ
- よろしくお願いします
- GM
- では今回の一連の事件は概ね片付いた君達だが
- GM
- これからどのような旅をするのだろうか…
- GM
- これからの話をしなくてはならないだろう。
- GM
- ヴォルフガングとアティカが話した後、とりあえず部屋に戻った事にする?それとも特にやる事なければ日を跨ぐ?
- ツツジ
- ツツジは部屋にこもっています。
- キィリ
- 一晩休んだらナナも落ち着いてるかもしれない
- リハルト
- とりあえずしばらくすれば記憶も戻るかもしれない、とそっとする気でいます
- GM
- ではとりあえず1日はヴォルフガングの邸宅でゆっくり休んだことにしようか。
- アティカ
- 馬車で寝てなかったのでその後ナナの部屋からツツジを部屋に連れて行ってから布団に倒れこんだと思います
- GM
- では君達は、レーマンとの激戦。そしてナナの記憶喪失等で肉体的にも精神的にも疲れ果ており、その日はヴォルフガング低でゆっくりと休息をとった。
- GM
- 夜が明けて翌日。
- GM
- 行動がある人がいれば。
- アティカ
- 朝食用意されたらみんな起きてくるだろうか……
- ツツジ
- …………(部屋から出てきません。)
- アティカ
- アティカは普段通りに起きて、朝食も食べます
- リハルト
- とりあえず起きてきてご飯を食べます
- キィリ
- とりあえず食堂に来てみますけど
- キィリ
- おはよ
- キィリ
- とナナを探すけどこの食堂はお客様用かな?
- GM
- 家人も使用する食堂ですね、ただナナの姿はありません。
- リハルト
- ナナはまだ思い出さないか……
- アティカ
- 今後どうするかについてお話しようと思ったんですが……ツツジさんがいませんね
- リハルト
- まああの様子じゃね……無理もない
- キィリ
- つーちゃんが寝坊なんてめずらしいなー(棒読み)
- アティカ
- 一応今後はひとまずメルヴァに行ってメイメイさんへ薬草の種を届けようと思ってます
- リハルト
- ああ……確かに……
- アティカ
- この状況ですといつ記憶を取り戻すのかわかりませんし、ここにいつまでも滞在してるのもさすがに気が引けますし……
- アティカ
- まあここを少し離れてやり残したことを片付けちゃった方がいいなと
- アティカ
- 今日準備をして明日にでも発ちたいと僕は思ってますけどキィリさんとリハルトはどうです?
- キィリ
- そうだね……ここで待っててもしょうがないしね
- リハルト
- まあ問題ないかな、特にすることもないし、何か仕事を受けるという気にもなれないし……
- アティカ
- はい、では一応その方向で考えておいて下さい
- アティカ
- ツツジさんにもお話してきます、と食堂を出てツツジのいる部屋に行きます
- GM
- ではアティカはツツジの部屋へと向かう。
- アティカ
- 部屋をノックします 起きてますかー
- ツツジ
- …………(返事はない)
- キィリ
- キィリもついていきます
- アティカ
- 入りますよーっていいながら入ります
- リハルト
- 食堂で待ってます
- GM
- では少し遅れてキィリも到着しました。
- ツツジ
- ベッドに腰かけて窓の外を見ています。
- キィリ
- つーちゃん朝だよーごはん食べよ?
- ツツジ
- …………
- アティカ
- ……今後についてのお話しますね
- アティカ
- ひとまずメルヴァに行ってメイメイさんへ薬草の種を届けようと思ってます
- アティカ
- まだ少しやり残したことがありますからね。明日にでもザルカルテンを発って色々と片付けようと思います
- アティカ
- ツツジさんはどうしたいですか?と隣に座って返答待ってみます
- ツツジ
- …………
- ツツジ
- しばらく沈黙したまま窓の外を見ていますが
- ツツジ
- アティカとキィリの方を向きます。
- ツツジ
- 一晩中泣きはらしていたのか目の周りが腫れています。
- ツツジ
- ……………………了解したのです
- アティカ
- ありがとうございます、といってツツジの頭に手を置きます
- アティカ
- ツツジの目を覆って一応ヒールしときます。気休め程度になりますが
- アティカ
- 少しでもいいんで食べれるものは食べてください。昼食は持ってきますね
- ツツジ
- ………………大丈夫です。自分で食べに行くです。
- アティカ
- …………わかりました。では待ってますね
- ツツジ
- 頷いてまた窓の外に目をやります。
- アティカ
- 部屋を出ていきます
- キィリ
- つーちゃん待ってるからねーと声をかけて出ます
- ツツジ
- (窓の外を見ています。)
- GM
- ではヴォルフガング邸での二日目も深けていきました。
- GM
- そして翌日、今日は君達がメルヴァに出立する予定の日だ。
- キィリ
- じゃあ出立する前にナナちゃんにあいさつをしにいきます
- アティカ
- 一緒に挨拶しに行きます
- リハルト
- 行きます
- キィリ
- つーちゃんもどうかなー
- キィリ
- と誘いに行きます
- GM
- ではキィリはツツジを誘いにツツジの部屋を訪れる。
- ツツジ
- ………………私は……外で待ってるです。
- ツツジ
- 部屋の前まではみんなと一緒に行きます
- アティカ
- ナナさん、今入っても大丈夫ですかーっとノックします
- キィリ
- ……わかった、じゃあ
- ツツジ
- キィリに小さく頷きます
- GM
- ではアティカ、リハルトに続いて、キィリ、ツツジもナナの部屋の前に向かうのだった。
- ナナ
- …あ、あ。はい。ど、どうぞ…。
- GM
- と、ナナはアティカの問いに応える
- アティカ
- 部屋の中に入ります
- アティカ
- 身体の調子はどうですか?
- ナナ
- ……はい、大丈夫…です。
- キィリ
- どう? 変わったとこない?
- GM
- ナナは申し訳なさそうに首を振っています。
- アティカ
- 僕たちまたしばらく旅に出るのでお別れの挨拶に来ました
- ナナ
- ……そう、ですか。少し…寂しいです。
- ナナ
- あ、あの!
- アティカ
- はい
- ナナ
- ねこのお姉さんも行ってしまうのですか?
- アティカ
- そうですね……と部屋の外をちらっとみます
- ナナ
- ………そうですか。
- ナナ
- ……皆さんどうかお元気で。ご無事をお祈りしています。
- ナナ
- ねこのお姉さんにも、伝えてくれると……嬉しいです……。
- アティカ
- わかりました
- ナナ
- あ、あの
- ナナ
- 良かったら、お暇ができたらでいいので…また会いにきて…もらえますか?
- アティカ
- はい、近くにきたら顔を出しますよ
- アティカ
- ナナの頭を撫でます
- ナナ
- あ、有難うございます!……お引止めして、すいませんでした……。
- GM
- ナナは軽くお辞儀をして、手を振っている。
- アティカ
- いえいえ、あとこれを……とナナさんに封筒を渡します
- アティカ
- 僕たちが屋敷から出たら開けてみて下さい
- ナナ
- は、はい。
- ナナ
- わかりました…。………?
- アティカ
- ではまたそのうち~ といって部屋を出ていきます
- キィリ
- じゃあまたね~
- アティカ
- 部屋を出てナナさんの伝言をツツジさんに伝えます
- リハルト
- 手だけ振って出てきます
- ツツジ
- 伝言を黙って聞いています。
- GM
- ナナは皆の姿を手を振って見送りました。
- アティカ
- では行きましょうか(多分ヴォルフガングさんにはナナの部屋に行く前にお礼とお別れの挨拶してるだろ
- GM
- ではその時
- GM
- ツツジの持っている通信石から声がしてきます。
- ツツジ
- 通信石を取り出します。
- アデッサ
- もしもし、聞こえますか?
- ツツジ
- 聞こえているのです……
- アデッサ
- 今、皆様お時間ありますでしょうか?
- アティカ
- ありますよー
- アデッサ
- 良かった。ご足労かけてしまうのですが、よろしければ東にある教会まで来ていただく事はできるでしょうか?
- アティカ
- いいですかね?と一応皆の顔を見ます
- リハルト
- なんだろう……
- ツツジ
- 頷きます
- キィリ
- うん
- アティカ
- はい、では向かいますねー
- アティカ
- と屋敷を出ていきます
- アデッサ
- はい、お待ちしています。
- GM
- 途中で会ったヴォルフガング達も、手をふって君達を送り出すだろう。
- ツツジ
- 振り返ってナナの部屋の方を見ます。
- アティカ
- 軽く頭を下げて出ていきます
- GM
- ナナは窓から君達を見ています。
- GM
- そして目があえば手を振るでしょう。
- アティカ
- 手を振ります
- キィリ
- ぶんぶんぶん
- ツツジ
- …………
- リハルト
- 手を上げます
- ツツジ
- ためらいがちに小さく手を振ったあと歩き出します。
- GM
- 屋敷を出た君たちが街の東にある教会へ向かうと
- GM
- そこには見覚えのある顔が二人佇んでいた
- リティ
- あ、どうも~
- GM
- と君たちに気づいたリティが手を振っている
- リハルト
- リティ……
- アデッサ
- お早うございます、朝早くお呼びして申し訳ありません。
- リティ
- アデッサちゃんから皆さんがザルカルテンへ戻ったと聞いたので
- リティ
- 皆さんにご依頼したい内容についてお話ししようと思ったんです
- リティ
- といってリティは微笑みながら君たちを見つめます
- GM
- というところで今日はおしまいです
- GM
- お疲れさまでした!
- リハルト
- おつかれー!
- GM
- お疲れさまでした!
- ツツジ
- ……お疲れさまなのです。
- キィリ
- おつかれさま!
- GM
- 一連の事件は概ね片付いたが、やり残したことを片付けようと
- GM
- 君たちはヴォルフガングの屋敷を発つことになった
- GM
- そこにアデッサの連絡が入り指定された場所へ向かう一行
- GM
- そこにはリティとアデッサが居て、リティは君たちに依頼内容を話したいというが――
- リティ
- アデッサちゃん、冒険者との信頼関係築くには一緒に過ごすことですよ!!!
- GM
- 次回「リティの依頼とアデッサと」
- GM
- お楽しみに!
- GM
- 選択と答酬
- GM
- cast
アティカ いな
キィリ nashino
ツツジ なぎぽ
リハルト upakocello
- GM
- リティ,メルメル,メイメイ,マオマオ いな
ペデル,アウスプフト,リハルトの父,ルフレド,
ファン,カピタン,ガニー,アフマン upakocello
ツツジの父、ツツジの姉妹達、ヤマユリ なぎぽ
エルちゃん,ロテム なしの
- GM
- scenario
女教皇,女帝,皇帝,法王,戦車,正義,刑死者,星
いな
塔 nashino
恋愛,節制,月 なぎぽ
隠者,運命,剛毅,悪魔
upakocello
愚者,魔術師,死神,太陽,審判,世界
ask/vent
- GM
- アルカナ参考:ペルソナ3
BGM:cSQUARE ENIX、c日本Falcome
- GM
- GM ask/vent
製作
赤坂TRPG同好会
- GM
- Fin.
- GM
- ナナがアティカから手渡された封筒の開封してみると
- GM
- 中からころんと色とりどりの飴玉がいくつか飛び出してくる。
- GM
- 少し遅れて小さな紙切れも落ちてくるだろう。
- ナナ
- …………?
- アティカ
- これはツツジさんの里のお祭りでもらった東方の飴玉です
よかったらどうぞ
また会いに来ますね
- ナナ
- あめだま……
- ナナ
- また、会いたいな。会えるといいな。
- ナナ
- なんで、私は泣いているんだろう…
- GM
- ナナは手紙を握りしめて、天井を見上げるのだった。